過食症の原因

 

●摂食障害の多くの原因はダイエット

 

 

摂食障害関連のお悩み相談などを質問サイトで見ても、ダイエットの反動で過食してしまうというお悩みが非常に多いです。

 

そう、摂食障害に陥ってしまうきっかけのほとんどがダイエットなんです。

 

 

若い女性は「痩せ願望」が非常に強いです。

 

ダイエットに対する思いも強く、厳しい食事制限に走る傾向が強いのです。

 

日本は世界で一番肥満の人がが少ない国だそうです。

 

そのせいか、テレビや雑詰などでもダイエットに関する情報が氾濫しており、全体的に見てプロポーション維持の意識が非常に高い国民性だと思います。

 

それにくわえて、痩せていれば可愛いという価値観が日本人の中に共通認識としてあります。

 

 

こういったことから、軽い気持ちで誤ったダイエット法に手を出してしまい、摂食障害になってしまうことがあります。

 

最初は軽い気持ちで始めた食事制限がエスカレートしていく。

 

次第に、食べることに対する恐怖心が強くなって食事ができなくなる。

 

・・・・これが拒食症です。

 

多くの人が食事制限ダイエットに取り組んでいますが、みんな自分だけは摂食障害にはならないと考えているでしょう。

 

また、食欲は意図的にコントロールできると考えています。

 

しかし、脳はそんな仕組みになっていません。

 

エネルギーをため込む指令を出し、ある日突然痩せない停滞期に突入します。

 

 

すると精神的な焦りや不安で摂食障害になってしまうのです。

 

そして、食欲が自分の意志でコントロールできないことを知り、恐怖心を抱くようになります。

過食の原因は食欲中枢にあり

 

●過食の原因は食欲中枢の暴走、過食は生命維持装置

 

人間は昔から、厳しい食糧不足に直面してきました。

 

この試練を克服するため、飢餓の時は食欲が活性化されるという機能があります。

 

食べられるときになんでも食べてしまおうという本能が働くのです。

 

ところが、この機能は食糧不足のときにだけ働くわけでははありません。

 

リバウンドを経験したことがある方ならご存知だと思いますが、食事制限をした時にも現れてしまうのです。

 

 

食事制限をすると栄養不足になります。

 

栄養不足を放置すれば命に関わることになります。

 

そのため、栄養不足を取り戻そうと脳の食欲中枢にスイッチが入るのです。

 

このようにして、食事制限の反動で食欲中枢が暴走して過食に走ります。

 

これが過食のメカニズムなのです。

 

過食は命を守るための生命維持装置ともいえるでしょう。

 

食事制限をするほど過食に走る。

 

「食べてはいけない」と考えれば考えるほど、食べ物のことで頭がいっぱいになって食欲が増加してしまうのです。

 

例えば、昔話の「浦島太郎」でも、浦島太郎は乙姫から玉手箱を開けてはいけないと言われたのに玉手箱を開けてしまいます。

 

鶴の恩返しでも、鶴が布を織っている機場を覗くなと言われたにもかかわらず誘惑に耐え切れずに覗いてしまいます。

 

また、アダムとイヴは神の指示に反し、蛇の誘惑に負けてリンゴを食べてしまい楽園を追放されてしまいます。

 

 

これをカリギュラ効果といいます。

 

 

禁止されればされるほど反発して禁止されたことを行いたくなってしまう、という心理です。

 

「食べてはいけない」と考えるほど食べたくなるのが人間の心理なのです。

 

ですから、食事制限をするほど過食に走ってしまいます。

 

 

ですが、過食をしたあとどうすればリセットできるのか、という方向に考えが向いてしまうのは非常に危険です。

 

リセットするために、嘔吐や下剤の使用などの方法を覚え込んでしまい、節食と過食を繰り返す「負のスパイラル」に陥ってしまいます。

 

 

食事制限をすると脳が飢餓と感じて生命維持装置の過食が働く。

リセットするために嘔吐する。

過食と嘔吐をしてしまったことを後悔して食事制限を強化する

 

 

摂食障害の人達は、だいたいがこのような負のスパイラルに陥って体を蝕んでしまうということを覚えておいてください。