標準体型の人はダメ

 

標準体重未満の人がダイエットをやってはいけません。

 

日本のダイエット市場は、6兆円とも7兆円とも言われています。

 

これは東京都の予算に匹敵するほどの金額ですから、それだけ今の日本には「痩せたい」と思う方がたくさんいることを物語っています。

 

ダイエットを望む方は、実にさまざまです。

 

健康上ダイエットをする必要がある、あるいはダイエットしてもいいという人がいる一方で、既に痩せていてダイエットをする必要がない人、つまりダイエットをやってはいけない人たちも少なくありません。

 

 

それでは、「痩せている、太っている」の境界値はどこにあるのでしょう?

 

太っているということは必要以上に体脂肪がついているということです。

 

となると、本来は体脂肪率で判定すべきものです。

 

しかし、自宅に体脂肪計がない方も多く、また体脂肪計の計算式が各メーカーで異なることから、一般的には身長に対する体重の比率などから算出する「体格指数」が用いられます。

 

現在、最も広く一般的に用いられている体格指数はBMIという数値で、これは体重(s)を身長(m)の2乗で割ることで求められます。

 

BMIでは18.5以上25未満が普通体重。22が最も標準的とされ、逆算をして22に身長(m)の2乗をかけると標準体東が導き出されます。

 

 

普通体重の方は、はっきりいって健康上ダイエットの必要はありません。

 

しかし中には美容上の理由から体脂肪、体重を減らしたいと思う方がいます。

 

とはいえ、18・5〜25の範囲内で減らすのであれば、健康上のリスクは最小限に抑えられます。

 

BMIが25以上だと肥満と判定され、高血圧や動脈硬化、糖尿病など生活習慣病のリスクが高くなるので、医療機関でも標準体重まで体重を減らすことがすすめられます。

 

逆にBMIが18.5未満の人は低体重、つまり痩せ過ぎと判定されます。

 

このように判定された人は栄養不足状態にあり、貧血や骨粗穀症、低体温、女性の場合は無月経など健康上、様々な問題あるいはそのリスクを抱えている可能性が大です。

 

 

しかし、BMIで低体重と判定される方でも、「自分は太っている」「痩せなければいけない」と思い込んでダイエットをしたがる方がいます。

 

こういった方々は、心理的(精神的)疾患である摂食障害の疑いがあります。

 

摂食障害(中枢性摂食異常症)には、過食症(神経性大食症)と拒食症(神経性食欲不振症)の2種類あり、前者では食べ過ぎと、その後悔からくるダイエットを繰り返すことで体重が定期的に増減します。

 

後者は食べることを持続的に拒否し続けるため、体東が減り続けます。

 

摂食障害になると、貧血、便秘、月経不順あるいは無月経(3か月以上月経がみられない状態)、情緒不安定など様々なコンディションの悪化を招き、特に多くの栄養素が不足する拒食症は死に至る可能性があります。

 

摂食障害は若い女性に多くみられ、特に職業上、容姿の美しさ、細さを求められるモデルやタレント、フィギュアスケートや新体操の選手の中には、摂食障害に陥ってしまう方、その疑いが強い方がたくさんいて、悲しいことにその結果亡くなってしまう方もいます。

 

 

2006年にブラジル出身の人気女性モデルが激しいダイエットの末拒食症に陥り、病死したというニュースをご記憶の方もいらっしやるでしよう。

 

繰り返しになりますが、摂食障害は心の病です。

 

世の中にある様々なダイエット法を試していく中で、食習慣が乱れ、やがて摂食障害に陥っていく、というケースがほとんどです。

 

 

ですから、摂食障害が疑われる方にダイエト法を提示することは、多くの場合、むしろ・状を悪化させることになります。

 

必要なのはIイエットではなく専門的な治療なのです。

 

ダイエットを始める前に一度、BMIを計一いただき、低体重であるのに、ダイエットしなければならないと思い込んでいる方は専門医療機関にご相談ください。

 

・そこで専門医療機関にできることは、摂食障害を生み出す元凶である世の中のおかしなダイエットの数々の誤りを指摘し、正しい方法を広める努力をすることでしょう。

 

私がこのサイトを作ったの最大の目的のひとつはここにあります。