痩せるサプリ

 

日本のダイエットサプリメントを含めたダイエット市場は、6兆円を超えているそうです。

 

中にはダイエットに役立つものもありますが、効果がないもの、命を落としかねない得体の知れないものも存在します。

 

 

ダイエット食品、サプリメントは大きく分けると、

 

●カロリーオフ食品

 

●低カロリー代替食品

 

●満腹系食品

 

●燃焼系サプリメント

 

●エネルギーカット系サプリメント

 

の5つがあります。

 

 

 

◆カロリーオフ食品

 

従来の食品に使用する油脂、砂糖などを減らすことで、エネルギー量を抑えたものです。

 

カロリーオフのマヨネーズ、糖質カットのビール、ノンシュガーの飴などがこれです。

 

これについては、うまく取り入れれば、ストレスなくダイエットを行うためのいいサポートになるでしょう。

 

 

◆低カロリー代替食品

 

低カロリー代替食品は食事や間食と置き換えるものです。

 

タンパク質やビタミン、ミネラル類を強化しつつ、エネルギー量を抑えてあります。

 

食事の代わりに牛乳で溶いたプロテインパウダーを摂る、プロテインダイエットもそのひとつです。

 

 

◆満腹系食品

 

満腹系食品は、繊維質を多く含むおからなどを原料としたおやつで、水と一緒に摂ることで胃腸の中で膨張し、満腹感を出すというものです。

 

低カロリー代替食品、満腹系食品は、1日1食それぞれ食事や間食として定期間摂るのであれば摂取エネルギー量を抑えられるためダイエットに有効だと言えます。

 

ただし、食べることは人の最大の欲求の1つですから、舌、鼻、目で感じ、味わうことができない無味乾燥な食品やサプリメントでは欲求が満たされず、知らぬ間にストレスになります。

 

食事制限によるストレスは、過食や摂食障害の引き金になりやすいので、あくまでも定期間にとどめましょう。

 

 

◆燃焼系

 

燃焼系はカプサイシンやカフェインなどの刺激物を含んでいて、摂取すると交感神経を刺激して代謝を高め、エネルギー消費を促す働きを持つものです。

 

確かに刺激物を摂ると、その直後一時的に心拍数が上がって汗が出てきます。

 

しかし、これによる消費エネルギーの増加は微々たるもので散歩程度にも及びません。

 

そもそも交感神経が優位な状態になると、その後は反動で副交感神経が優位となり、代謝が下がるようになっていますからプラスマイナスゼロ。

 

一日中、交感神経を優位にさせておくためには、絶え間なく刺激物を摂取しなければなりませんが、これでは心身の疲労がたまり、筋肉の分解も進んでしまいます。

 

こんなことを続ければ、やがて刺激物によって胃腸が炎症を起こして消化吸収能力が落ち、やつれていってしまうでしょう。

 

 

◆エネルギーカット系

 

エネルギーカット系は食事の前後に摂ることで、食事で摂ったエネルギー量の一部をカットするという食品です。

 

これらは腸からの糖の吸収を抑えると言われるギムネマ酸(アジアに分布する植物の葉から抽出した成分)、コレステロールの吸収を抑えると言われるキチン(節足動物の外骨格などの成分)などを含んでいます。

 

しかし、これが摂取した糖や脂肪を「なかったこと」にするほど、カットしてくれるかどうかは疑問が残ります。

 

もし宣伝文句どおりの効果があるなら、副作用のほうが心配です。

 

これら5つの分類以外の食品もありますが、その成分や効果などは説明書を読んでも理解できないものがほとんど。

 

中にはいかにも怪しい商品やインチキなものも存在します。

 

 

2014年に「寝ている間に勝手にダイエット」と謳い、テレビや雑誌などでタレントを使って宣伝していたダイエットサプリメントに、消費者庁によって景品表示法違反の措置命令が下されました。

 

特定の食品を摂ることによるダイエット効果の宣伝は、科学的根拠がないことから違法とされているのです。

 

現在、科学的に体重、体脂肪を減らす効果が認められているのは食事制限と運動しかないのです。

 

 

ダイエットサプリについて危惧すべきは、効果以上に安全性です。

 

大手の食品メーカーでさえ、製造ラインの汚染、日付の偽装などの問題を起こしているのですから、実態が把握できないメーカーのサプリメントを安易に信用するのは危険です。

 

どんなものを原材料にしているか定かではありませんし、成分の抽出、精製過程で成分が変化したり、異物が混入しているかもしれませんよね。

 

ドラッグストアやスーパーで手に入るものであれば、その流通過程でいくつかの自主的な審査や判断というスクリーニングを経ていますが、怖いのはインターネット通販、特に海外からの個人輸入で手に入るものです。

 

実際、これまでも様々な健康被害が起きています。

 

 

スマホ時代でネット通販がますます手軽になり、個人輸入も簡単になった今、「楽に痩せたい」心理につけ込み、「楽に儲けたい業者」はどんどん増えていくでしょう。

 

効果もない危険なサプリや食品に手を出し、お金だけでなく貴重な健康や命を失うことのないようにくれぐれもご注意ください。