自分を責めないで

 

●過食しても自分を責めない

 

本当に食べたいものは食べても良いんだよ、と言われると胸がザワつきませんか?

 

過食症の人は、食欲を抑えるために食べたいものも我慢したくなるものです。

 

しかし、食べてはいけないと考えれば考えるほど逆に食べ物のことが頭から離れなくなってしまいます。

 

我慢すればするほど、その反動で食べ物への執着が強まっていくのです。

 

 

これまでも書いてきましたが、食べたいものは心と体が必要としているものです。

 

本当に食べたいと考えるものなら食べても構わないのです。

 

そしてそれは、正常な食事習慣を取り戻す訓練になります。

 

食べたいものがあれば、紙に書き出してリストアップするのも良いでしょう。

 

リストアップすることで、食べたいものをイメージして正常な食事のリハーサルをすることになります。

 

 

●嘔吐しても良い

 

過食嘔吐は、「過食→嘔吐」というリンクした思考が染み付いたクセです。

 

嘔吐を我慢すれば、このリンクを解くことで過食しても嘔吐しないで済むようになります。

 

しかし、一気に嘔吐をやめることは体重増加への不安がストレスとなってさらなる過食を招くことになります。

 

そこでおすすめなのは、少しずつ我慢できる時間を長くしていくことです。

 

 

人間には、少しずつの変化に慣れる能力があります。

 

いきなりもう二度としない!と決意するのではなくて、過食嘔吐をしても良い日を決めておき、徐々に少なくしていけば良いのです。

 

例えば、最初は火曜と木曜だけ嘔吐を我慢します。

 

それに慣れたら火曜・木曜・土曜という具合に、嘔吐しても良い日を少なくしていきます。

 

さらに、食事をしてから嘔吐するまでの時間を少しずつ長くしていきます。

 

過食嘔吐が癖になっている人は、食べたものが消化吸収される前に吐こうと躍起になりがちですが、そこを少しだけ我慢するのです。

 

 

こうすることで少しずつ嘔吐が我慢できるようになり、魔のスパイラルから脱することができるようになっていきます。

よく噛んでみる

 

●食べ物を楽しく美味しく頂く

 

過食には味覚が伴わないことがあります。

 

味わうことなく、ドンドン詰め込む作業的行為と言って良いでしょう。

 

本来、食事は美味しくて楽しい時間です。

 

家族や友人と楽しみながら食事をすることも、過食を止められるきっかけのひとつになることでしょう。

 

また、食事はゆっくりよく噛むようにします。

 

そうすると、素材の持つ本来の味がして美味しく食べられるようになります。

 

また、よく噛むことでダイエットホルモンが分泌され、満腹感が得られます。

 

そういった点からも、楽しく美味しい食事をすることが大切であることがわかりますね。

 

 

●無理やり過食を押さえ込まないで

 

過食を無理やり押さえ込もうとする必要はありません。

 

いえ。過食の衝動を無理に押さえ込もうとしてはいけない、と言って良いでしょう。

 

本能と理性が戦った場合には、本能の方が強いのは当たり前だからです。

 

 

食欲の場合も同じで、食欲という本能と食事を制限するという理性でとの戦いでも本能の方が理性より圧倒的に強いです。

 

無理に理性と戦ったところで、ストレスがどんどん溜まっていって最終的に食欲が大爆発することになるだけ。

 

無駄な抵抗です。

 

また、過食する人は食欲を抑えこもうとします。

 

その結果、「食べることは悪いこと、してはいけないこと」と誤った考えを持つようになるのです。

 

この考えが苦しみの原因になります。

 

「食べてはダメ、食べてはダメ」と強く何回も考えるほど、頭の中の食欲中枢が活性化して、食べ物のことで頭の中がいっぱいになってさらにストレスを溜めることになるでしょう。

 

しかし過食は、食事制限によるダメージを同復するために心と体が必要としている機能ですから、過食したって後侮する必要はありません。

 

じっくりよく噛んで食べて満腹感を得る。

 

これも一つの習慣ですから、最初は抵抗があっても自然と受け入れられるはず。

 

あれもこれも一気にやめず、まずは詰め込む作業を止めてみる。

 

過食しても吐いてもいいから、よく噛んで楽しみながら食事をする。

 

そうやって「食べることは悪いこと」という誤った思い込みを正しく修正しましょう。